三度の飯より青が好き

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zoom RSS 理想と現実の狭間で その2

<<   作成日時 : 2007/09/09 01:50   >>

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続き。

4.過密日程と憲剛の疲労
言うまでもなく、今季の川崎は浦和と並んで最も過密な試合日程をこなさなければならない。
リーグ、ナビスコ、ACL。そして代表。やがて天皇杯も始まる。
中でも、チームにおける核でありオシムジャパンの常連となった中村憲剛の負担は大きい。
過密日程に加え、各チームの厳しいマーク、そしてオシムからの名指しでの叱責。
心身ともに疲弊して、パフォーマンスの低下が顕著である。
プレースキックは大きく外れ、パスミスをしたりマイボールを簡単に奪われたり。
明らかにプレーに余裕がなくなっている。
それでも憲剛に頼らなければならない選手層の薄さが、浦和と川崎の決定的な差であろうか。
負けが込む中では無理な決断かもしれないが、憲剛を休ませたり時間限定で使うなどの
疲労対策も必要ではないのか。
プレースキッカーのような神経を使う役割から外してやるだけでも負担は軽減させられるはず。
むしろ、現状を考えたら憲剛でなければならない理由が分からない。
もともと精度が高いわけではないし、マギヌンや大橋、原田拓など候補は他にもいるではないか。

5.戦術、采配
関塚監督が今季目指したサッカーは、ボールのポゼッション(支配)率を高めて中盤を支配し、
パスを細かくつないで相手の隙をついてゴールを目指そうとする“攻撃”サッカーである。
だが川崎のポゼッションサッカーは、お世辞にも成功しているとは言えない。
パスの精度や戦術眼の高い選手が揃っているわけでもなく、ボールを支配しても
そこから先のアイディアが非常に乏しく、手詰まりになってしまう。
パスの出しどころや良い体制でのシュートコースを探しておろおろしているうちに
ボールを奪われたり、ならばと強引に突破を仕掛けて2、3人に囲まれたり。
そして前述のように逆にカウンターでロングボールをDFの裏に放り込まれて失点…。

それでも監督は、例え負けていても愚直なまでにこのスタイルにこだわった。
終盤、ロングボールによる放り込みもDFが前線に上がることも頑としてせず、
自陣からパスをつないでボールの出どころを探してはみるものの
相手にがっちり守りきられて勝ちを逃した試合がいくつあったことか。
ガンバや浦和のように質量とも充実し戦術を完璧に実現できるタレントが揃わなければ
この戦い方を貫くのは無理だったと言わざるを得ない。
会見や評論で、監督や選手や記者や自称評論家から頻繁に耳にする言葉
良いサッカーをしている」「目指すサッカーは間違っていない
結果より過程に酔いたいのであれば、今季タイトルを取るという看板は直ちに降ろすべきだ。

もともと川崎は、中盤で激しいプレスをかけ、ボールを奪ったら一気に攻め込む、
鋭いカウンターを武器にJ2→J1と躍進してきたチームである。
ポゼッションサッカーは理想ではあるかもしれないが、現実を見つめ直して勝ちに徹する
時期が既に来ていることに気付くべきではないか。
守りを固めた相手から点が取れないのなら、カウンターで相手守備が手薄なうちに
ゴールを陥れる戦法を復活させる方がまだ良い。
ジュニやテセの機動力を生かすには、むしろカウンターの方が向いているとも思う。

鹿島戦後の監督会見:
また9月からやり直してフロンターレらしいサッカーを最後までやりたいなと思います
フロンターレらしいサッカーって何?
シーズン終了後、「例え結果が出なくても理想のサッカーが貫けたから悔いはない
なんて言葉が関係者の口から出ないことを願いたい。

6.川崎対策への対策
今季顕著になった、各チームの“川崎対策”に対する対策であるが、
結果や監督の会見の限りでは、あまりにも心もとない。
鹿島戦でジュニにマンマークをつけてこられたことを予想していたかと聞かれ、
守備的な形で来ると、ワンボランチ的に来るのではないかなとは予想していた
…答えになっていないような。以前の磐田戦敗戦後のコメントでも
スカウティング(表面的な分析)と別なことを突然やってこられてズレが生じる
と言っていて、想定外のことをされてきたらお手上げであることを示唆している。
相手に合わせず付き合わず、自分たちのサッカーを貫くのが理想ではあるが、
残念ながら川崎はまだそれだけの強い総合力を持ったチームではない。
逆に相手に合わせて守備的になったり、布陣を変えたりして“相手の長所を消す”
戦法も、勝つ(負けない)ために必要である。

7.開き直りも芸のうち
鹿島戦後、4日から再開した練習では、
チャンスはつくっているし、負け越したからってやっていることはブレたくない」と
ミーティングでこれまでの流れを継続していくことを訴えたという(スポニチ)。
次節大分戦のポスターでもコピーは「攻撃至上主義」。
ここまで開き直られると、清々しささえ感じる(笑)。
下手にいじらずに、あくまで自分たちのサッカーを貫くことを選んだ川崎。
とりあえず今は、この選択についていってみようと思う。今だけは。

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